サポート切れOSの延命に適応可能なP2V

様々な要因によりシステムリプレースが困難な場合があります。予算が確保できない、技術者が不在といった要因により、仕方なく保守切れのハードウェアや、サポートが終了したOSを使い続けているケースがあるのではないでしょうか。今回はリプレースしたくても進まない、そんなケースに適応できるP2Vをご紹介します。

サポート終了後も使用されているWindows Server 2008

マイクロソフト社では通常、販売開始から5年間のメインストリームサポートと、更に延長サポートとして5年間の計10年間をサポート期間としています。ただし、Windows Server 2008は多くの企業が導入したという経緯もあり、販売開始から10年経過後もサポートが継続され、2020年1月14日に完全終了となりました。

延長サポートが終了する直前の2019年6月時点の予測では、Windows Server 2008の稼働台数は、EOSの時点で約10万台にのぼるとされており、現時点でもリスクを抱えながらシステムを運用している企業が少なくないと見られます。

P2Vによる仮想化環境へのシステム移行

まず、P2VとはPhysical to Virtualの省略表記で、オンプレミスの物理サーバ上で稼働しているシステムを、クラウド上の仮想仮想化環境へ移行することをいいます。
P2Vは稼働するサーバ上で構築したOSや業務アプリケーション、各種設定情報などを丸ごと移行することが可能なため、移行に要する手間やコストを削減できる点で、新規構築よりも取り入れ易い手法といえます。

<P2Vによるシステム移行イメージ>

システムを「延命」すること以外のP2Vの活用方法

業務システムの延命以外にもP2Vの活用方法があります。サーバ統合の他、テストやトラブルシューティング時、あるいは物理サーバのバックアップを仮想マシンとして取得するといったディザスタリカバリ用途でも使われます。

「延命」には賛否あり、問題を先送りすることになり、結果コスト高になってしまうとの見方も・・・。