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    サーバーのレプリケーションとバックアップの比較で解かる!
    使い分けと導入のポイントとは

    はじめに

    企業にとって、サーバーの障害は、業務の中断やデータの損失といった深刻な問題を引き起こす可能性があります。このようなリスクに備え、データの保護対策を講じることが不可欠です。

    その対策の一つとして、レプリケーションとバックアップが挙げられます。しかし、両者の違いや、それぞれがどのような状況で有効なのか、といった点がご不明な方も多いのではないでしょうか。

    この記事では、レプリケーションとバックアップの違い、それぞれのメリット・デメリット、そしてレプリケーションを導入する際の注意点について解説します。

    レプリケーションとは

    レプリケーションは、データをリアルタイムまたはほぼリアルタイムで複製し、別の場所に保存する技術です。災害や障害が発生した場合、複製されたデータを活用することで、迅速にシステムを復旧できます。

    レプリケーションの特徴

    複製タイミング

    リアルタイムまたはほぼリアルタイム

    目的

    迅速な復旧

    保存場所

    遠隔地など、障害発生時にもアクセス可能な場所

    メリット

    ・迅速な復旧が可能
    ・事業継続性の向上

    デメリット

    ・コストが高い
    ・ストレージ容量を多く消費

    バックアップとは

    バックアップは、特定の時点でのデータをコピーして保存する技術です。主に、データの復元や過去のデータの参照に利用されます。

    バックアップの特徴

    複製タイミング

    定期的

    目的

    データの保存、復元

    保存場所

    ローカルまたはオフサイトストレージ

    メリット

    ・コストが比較的低い
    ・過去のデータを保存できる

    デメリット

    ・復旧に時間がかかる
    ・最新のデータが反映されていない可能性がある

    レプリケーションとバックアップの使い分け

    レプリケーションは、迅速な復旧が求められるミッションクリティカルなシステムに適しています。一方、バックアップは、データの長期保存や過去のデータの参照に適しています。
    多くの場合、レプリケーションとバックアップを組み合わせることで、より強固なデータ保護を実現できます。

    レプリケーション導入時の注意点

    ネットワーク環境

    複製先のデータセンターとの間で、高速かつ安定したネットワーク環境が必須です。

    ストレージ容量

    複製データの保管場所として、十分なストレージ容量を確保する必要があります。

    コスト

    レプリケーションシステムの導入・運用には、一定のコストがかかります。

    データ整合性

    複製されたデータと元のデータの整合性を常に確認する必要があります。

    まとめ

    レプリケーションとバックアップは、どちらも重要なデータ保護手段ですが、それぞれの特性が異なります。自社のシステムの重要度や、求められる復旧時間など、様々な要素を考慮して、最適な組み合わせを選択することが重要です。

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