26.04.17
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が発表した「情報セキュリティ10大脅威 2026」。その組織編において、「ランサムウェアによる被害」は依然として1位に君臨し続けています。
今や「運が悪かった」では済まされないサイバー攻撃。特に注目すべきは、その「入り口」と「最後の砦」の変化です。本記事では、多発するVPN脆弱性を狙った攻撃の実態と、今すぐ検討すべきEDR・バックアップの重要性について解説します。
警察庁やIPAの報告によると、ランサムウェアの感染経路として最も多いのがVPN機器などのネットワーク機器の脆弱性を悪用した侵入です。
リモートワークの定着により、VPNは社内ネットワークへの「玄関口」となりました。しかし、機器のOSアップデートを怠ったり、古い脆弱性が放置されていたりすると、攻撃者にとってこれほど好都合な侵入口はありません。
脆弱性を突いてネットワーク内に侵入した攻撃者は、さらに正規のID・パスワードを盗み出し、管理者権限を奪取します。これにより、セキュリティソフトを無効化された上で、組織全体へウイルスを拡散させるのです。
攻撃が高度化する中、もはや「侵入を100%防ぐ」ことは困難です。そこで重要になるのが、EDR(Endpoint Detection and Response)とバックアップの組み合わせです。
従来のアンチウイルスが「門番」なら、EDRは「監視カメラ」です。万が一VPNを突破されても、パソコンやサーバー内での不審な挙動(ファイルの大量暗号化など)を即座に検知し、被害が広がる前に隔離します。
最近のランサムウェアは、「まずバックアップデータから破壊する」という悪質な挙動を見せます。
株式会社電算システムでは、これらの脅威に対し、単なるツールの導入に留まらない包括的な支援を行っています。
SentinelOneなど、世界最高水準のEDR製品を提供。24時間365日の監視代行(MDR)を組み合わせることで、専門知識を持つ担当者がいない企業でも、確実に攻撃を遮断します。
クラウドストレージや物理隔離を組み合わせ、攻撃者から「見えない・触れない」バックアップ環境を構築。万が一の際の迅速なリカバリを実現します。
2026年のセキュリティ対策において、私たちが強くお伝えしたいのは「利便性とセキュリティの両立を『VPN依存』から脱却させるタイミング」に来ているということです。
VPNは便利な道具ですが、もはや「境界型防御(外側を固める対策)」の限界を露呈しています。これからの時代、企業が持つべき視点は以下の3点です。
脆弱性放置は、玄関の鍵を開けっ放しにするのと同じです。
検知の遅れが数億円の損失に直結します。
データがあるだけでは不十分です。「いかに速く、汚染されていない状態で戻せるか」を重視した設計が必要です。
「自社の環境で何が足りないのか?」という不安をお持ちの方は、ぜひ一度電算システムへご相談ください。
貴社のビジネスの継続性を、技術と運用の両面にてご提案させていただきます。