26.06.11
「ゼロトラスト」という言葉が定着して久しいですが、多くの情シス現場では「すべてをクラウドネイティブに移行できるわけではない」という現実があります。既存のオンプレミス環境と新しいクラウド環境が共存する複雑なインフラにおいて、どのように一貫したセキュリティポリシーを適用すべきでしょうか。
| 比較項目 | クラウドネイティブ環境 | オンプレミス残存環境 |
| 信頼の基盤 | ID(アイデンティティ)中心 | ネットワーク境界(VPN/FW)中心 |
| 主な防御手法 | IAM(Identity and Access Management)、APIゲートウェイ、IDaaS | ZTNAゲートウェイ、マイクロセグメンテーション |
| 管理の難易度 | 低(自動化・API連携が容易) | 高(レガシープロトコルの個別対応が必要) |
「すべてをクラウドネイティブに作り変える」ことが現実的でない現場において、オンプレミス環境の残存は決して「負債」ではありません。むしろ、いかにして既存の資産をゼロトラストの作法で守り抜くかという課題は、多くの企業が直面している「現代的な標準課題」です。
ネットワークの境界に頼る時代は終わりました。IDとデバイスの状態を基軸にアクセスを制御しましょう。
全面刷新ではなく、VPN依存の業務棚卸しや、認証基盤の統合といった「現実的なステップ」から着手してください。
既存のレガシー環境を、ZTNAなどの最新技術で「包み込む」イメージで運用を設計することが、成功への近道です。
ゼロトラストへの移行は、数日で完了するプロジェクトではありません。それは、ネットワーク中心の防御から、「信頼」を可視化・検証する持続的な運用への転換です。
明日、出社したらまずは「一番守るべきシステムへのアクセス経路」を一つだけ書き出してみてください。それが、貴社におけるゼロトラスト構築の第一歩になります。
ハイブリッド環境の複雑さに立ち向かう情シスの皆様の挑戦を、私たちは心から応援しています。まずは小さく、着実に。共にセキュリティの新しい当たり前を作っていきましょう。
この記事を読んで、具体的な構築ロードマップや、経営層の方への説明用資料が必要な場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
ゼロトラスト、何から手をつければいいか分からない情シス担当者様へ。社内ネットワークの安全性を保ちつつ、管理運用の手間を劇的に削減するための具体的な解決アプローチを、動画で分かりやすく解説しています。まずは以下よりご覧ください。