26.07.24
「毎日バックアップを取っているから我が社は安全だ」と思い込んでいませんか?実は、その「上書き保存」こそがランサムウェアの標的になっています。サイバー攻撃は気づかないうちに潜伏し、いざ発症した時にはバックアップデータごと暗号化されてしまうケースが後を絶ちません。本記事では、過去の正常な状態に遡って復旧できる「世代管理」の重要性と、自社に最適な保存回数(世代数)の決め方を分かりやすく解説します。
バックアップの「世代管理」とは、過去の特定時点のデータを複数履歴として保持する仕組みです。ランサムウェアは感染発覚までにタイムラグがあるため、単一保存では汚染データで上書きされてしまいます。中小企業における適切な保持世代数は「最低14〜30世代(日分)」であり、重要度に応じて設定します。(149文字)
「バックアップは毎日上書きしているから大丈夫」
そう安心している企業ほど、ランサムウェアの餌食になります。なぜなら、ランサムウェアは「バックアップデータ自体」も暗号化しようとするからです。ここで重要になるのが「世代管理(履歴管理)」です。
世代管理とは、データをバックアップする際に、過去の特定の時点(バージョン)のデータを複数保持しておく仕組みです。「上書き」保存ではなく、「履歴」を残すイメージです。
これにより、ランサムウェア感染や社員の誤操作によるデータ削除が発生しても、被害に遭う前の「正常な状態(世代)」に遡ってデータを復旧できます。
結論から言うと、中小企業における推奨は「最低でも14〜30日(世代)以上」です。
なぜ「1回(1世代)」や「3回(3世代)」では足りないのでしょうか?理由は、「サイバー攻撃を受けてから、感染に気づくまでにタイムラグがあるから」です。潜伏型のマルウェアやランサムウェアの場合、感染してから数日〜数週間経ってから発症(画面ロックや暗号化など)することがあります。
もし世代数が「3日分」しかなければ、気づいたときには手持ちのバックアップデータがすべて感染後の暗号化されたものに書き換わっており、復旧できなくなってしまいます。
自社にとって最適な世代管理の回数は、以下の手順で決定します。
すべてのデータを永久に多世代残すと、ストレージ費用が高騰します。データごとにメリハリをつけましょう。
信頼性の高いバックアップ運用の世界標準ルールです。
特に、中小企業にとって「1(遠隔地)」をクリアする最も現実的で安全な手段が「クラウドへのバックアップ」です。
バックアップの「世代管理」とは何ですか?
データを単に「上書き」するのではなく、過去の特定の時点(昨日、一昨日など)のデータを履歴として複数残しておく仕組みのことです。これにより、万が一データが破損したりランサムウェアで暗号化されたりしても、被害に遭う前の「正常な状態」に遡って確実にデータを復旧することができます。
バックアップの世代数は何回(何日分)設定すればよいですか?
中小企業の場合、「最低14〜30日(世代)分」の保持が推奨されています。ランサムウェアは感染から数日〜数週間潜伏してから発症することがあるため、少ない世代数では復旧できないリスクがあるからです。ただし、全てのデータを長期保存するとコストがかかるため、データの重要度に合わせて世代数を調整することをおすすめします。
バックアップの「世代管理」は、ランサムウェア被害から企業を救う不可欠な仕組みです。日々データを上書きするだけでは、感染に気づかず汚染データを保存してしまい、復旧が困難になります。中小企業では、感染の潜伏期間を考慮し「最低14〜30世代」の履歴保持が推奨されます。自社のRTO・RPOを整理し、データの重要度に応じた世代数を設定しましょう。さらに「3-2-1ルール」を適用すれば堅牢なデータ保護が実現します。
電算システム(DSK)では、中小企業の皆様の予算感に合わせた、データ保護をご提案いたします。まずはわかりやすい動画や、気軽な無料相談からスタートしてください。
「データ保護」とバックアップの要点を3分動画で分かりやすく解説しています。まずは以下よりご覧ください。
自社の「データ保護の状況」に不安を感じていても、どこから手をつけるべきか迷うシステム担当者様は少なくありません。まずは社内での「セルフチェック」による現状把握や、上長への説明・稟議の材料として、以下のお役立ち資料をぜひご活用ください。
